新NISAの制度をどこよりも分かりやすく解説【投資初心者向け】

※2026年8月19日 大幅更新:この記事は2021年に旧NISA(つみたてNISA・一般NISA・ジュニアNISA)を前提に書いたものです。2024年から制度が新しくなったので、内容を全面的に書き直しました。
はじめに
こんにちは、のりです。
のりブログをご覧いただき、ありがとうございます。
いまは3人の子どもを育てながら、オンライン秘書として在宅で働いています。
本記事の内容
- NISAってなに?どんな制度?
- 2024年からの新NISAで変わった3つのこと
- 前のNISA(つみたてNISA・一般NISA・ジュニアNISA)はどうなった?
- 日本ではどれくらい広がっている?
- 口座をひらくまでの3ステップ
「NISA、名前は聞くけど中身は知らない」
「得しそうだけど、損したら怖い」
「よく分からないから、難しそう」
そう思っている方は多いと思います。ぼくも、最初はまったく同じでした。
この記事は制度そのものを知るための入口です。実際に毎月いくら積み立てるか、どう続けるかは、次の記事にまとめています。
»新NISA「つみたて投資枠」をどこよりも分かりやすく解説【投資初心者向け】
「NISA」ってなに?
NISAとは、イギリスのISA(個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAのことです。正式名称は「少額投資非課税制度」といいます。
ひとことで言うと、投資で出た利益に税金がかからなくなる制度です。
ふつうの証券口座(課税口座)で利益が出ると、そこから20.315%の税金が引かれます。内訳は所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%です。
たとえば10万円の利益が出た場合。
- 課税口座:約2万円が税金 ⇒ 手元に残るのは約8万円
- NISA口座:税金は0円 ⇒ 手元に残るのは10万円
同じ10万円を稼いでも、2万円ちがう。ここが大きいんです。
利益が大きくなるほど、差も大きくなります。だからこそ、長く続ける人ほど恩恵を受けやすい制度なんですよね。
2024年からの新NISAで変わった3つのこと
NISAは2024年1月から生まれ変わりました。世間で「新NISA」と呼ばれているものです。
変わったポイントは、大きく3つです。
1. 1年に投資できる金額が増えた
新NISAには2つの枠があります。
- つみたて投資枠:年間120万円(月10万円まで)
- 成長投資枠:年間240万円
しかも、この2つは併用できます。合わせると年間360万円まで。
前のつみたてNISAは年40万円、一般NISAは年120万円で、しかもどちらか一方しか選べませんでした。そこと比べると、かなり大きくなっています。
2. 生涯で1,800万円まで。しかも枠が復活する
一生のうちにNISAで投資できる合計額は1,800万円までと決まっています(このうち成長投資枠で使えるのは1,200万円まで)。
ここが前の制度と大きく違うのですが、売却すると、翌年以降にその分の枠が戻ってきます。
戻ってくるのは「買ったときの金額(簿価)」の分です。値上がり分は戻りません。それでも、「一度売ったら枠が消える」という制約がなくなったのは大きな変化です。
3. 非課税の期間が無期限になった
前のつみたてNISAは非課税期間が20年、一般NISAは5年でした。期限が来たら、課税口座に移すか売るかを考える必要があったんです。
新NISAでは、この非課税期間が無期限になりました。
さらに、口座をひらける期間も恒久化されています。前の制度には「いつまでに口座をひらくか」という締め切りがありましたが、新NISAには締め切りがありません。
つまり、「いつ始めても遅くない」制度になったということです。
新NISAの基本ルールまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 18歳以上(日本国内に住んでいる方) |
| 年間投資枠 | つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円=最大360万円 |
| 生涯投資枠 | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) |
| 非課税保有期間 | 無期限 |
| 口座開設期間 | 恒久化(期限なし) |
| 口座数 | 1人1口座(金融機関は年単位で変更できる) |
| 枠の再利用 | 売却した翌年以降、簿価の分だけ復活 |
前のNISAはどうなった?
2021年にこの記事を書いたときは、「つみたてNISA」「一般NISA」「ジュニアNISA」の3つがありました。
いまはどうなっているのか。ここ、気になる方が多いと思います。
つみたてNISA・一般NISA
2023年末で新規の投資は終了しました。でも、それまでに買った商品を慌てて売る必要はありません。
購入した時点から、つみたてNISAは20年間、一般NISAは5年間、そのまま非課税で持ち続けられます。新NISAの外枠で管理されるので、生涯投資枠1,800万円を圧迫することもありません。
ただし、新NISAへの移管(ロールオーバー)はできません。ここだけ注意です。
ジュニアNISA
2023年末で終了しました。新規の投資はもうできません。
それまでに投資した分は、非課税期間(5年)が終わると自動的に「継続管理勘定」へ移り、本人が18歳になるまで非課税で持ち続けられます。
そして2024年以降は、年齢や理由に関係なく、いつでも非課税で払い出せるようになりました。前は18歳まで引き出せない制約があったので、ここは使い勝手が良くなった部分です。
日本ではどれくらい広がっている?
日本の家計は、金融資産の大半を現預金が占めている状態が長く続いてきました。
そこで国は「長期・積立・分散投資」を後押しする形で、NISAの普及を進めてきました。
金融庁の調査によると、NISA口座数はこう推移しています。
- 2023年12月末(旧NISA最終年):約2,125万口座
- 2025年12月末:約2,826万口座
累計買付額は2025年12月末で約71兆円。政府が掲げていた「2027年末までに56兆円」という目標は、すでに前倒しで達成されました。
一方で口座数の目標は「2027年12月末までに3,400万口座」なので、こちらはまだ途中です。
数字だけ見ると、新NISAが始まってからの2年でぐっと広がったことが分かります。
※上記は金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果」(令和7年12月末時点)の数値です。
口座をひらくまでの3ステップ
制度が分かったら、あとは手を動かすだけです。やることは3つしかありません。
- 金融機関を1つ決める(NISA口座は1人1つ。ネット証券は取扱商品が多く、少額から積み立てやすい)
- 証券口座とNISA口座を同時に申し込む(本人確認書類とマイナンバーが必要。ネットで完結します)
- 毎月の積立を設定する(金額と商品を決めれば、あとは自動)
3の「毎月いくら・どの商品を」で手が止まる方が多いと思います。そこは次の記事で書いています。
まとめ
ここまで読んでいただいた方は、「NISAがどんな制度なのか」「2024年から何が変わったのか」がつかめたかと思います。
大事なところを3つだけ、もう一度。
- 利益にかかる20.315%の税金がゼロになる
- 年間360万円・生涯1,800万円まで。売れば枠は戻ってくる
- 非課税期間は無期限。始める時期の締め切りはない
制度がややこしく見えるのは、前の制度と新しい制度の情報が混ざって出回っているからだと思います。いまから始める方は、新NISAのルールだけ覚えれば十分です。
次は、実際に積み立てるときの話です。
»新NISA「つみたて投資枠」をどこよりも分かりやすく解説【投資初心者向け】
あなたは、NISAで何のためにお金を育てたいですか。
コツコツしか勝たん。一緒に続けていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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※本記事は制度の解説であり、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。